Q&A

癌にならないためには?
癌のリスクファクターには避けられるものと、避けられないものがあります。
1)避けられるリスクファクター
喫煙日本人の癌の20~27%は喫煙していなければ予防可能であったとのデータもあり、禁煙は癌の予防上最も重要です。他の人のタバコの煙をすっても癌(特に肺がん)のリスクになるので注意しましょう。
飲酒飲むなら節度ある飲酒を心がけましょう。日本酒で1合、ビール大瓶1本、焼酎0.7合、ウイスキーならダブル1杯、ワインでボトル1/3程度が適量とされています。
塩分高塩分食品(塩辛、練りうに、ソーセージ、ベーコン、その他肉や魚の加工食品など)は特に胃がんのリスクになります。週1回程度の摂取に心がけましょう。
野菜不足1日400gは摂る様にしましょう。不足すると胃癌がんや食道がんのリスクになります。
運動ほぼ毎日60分程度の歩行は特に大腸がん、乳がん、子宮体がんなどのリスクを低くします。朝、夕30分ずつの散歩でも効果があります。
肥満特に肝臓がん、大腸がんと関係があります。BMI27以上にならないように注意しましょう。
感染肝炎(B型、C型)ウイルスは肝臓がんのリスクを高め、ヘリコバスター・ピロリ菌は胃がん、ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんのリスクです。ピロリ菌は除菌をすることで、ヒトパピローマウイルスは最近ワクチンが国内でも認可されましたので、ワクチン接種をすることでリスクが減らせます。
2)避けられないリスクファクター
年齢、性これらは本質的に変えることができない。食道がんのように明らかに男性に多い癌があります。
遺伝子多くの癌遺伝子と癌抑制遺伝子が解って来ました。治療に利用されています。
放射線放射線の被曝は原爆や原発事故のように突発的で自分自身では防ぐことが出来ないものです。検査による早期発見で対処しましょう。
以上、簡単ですが出来ることからやってみてください。詳しいことは主治医に相談してみてください。
胸焼けがして病院を受診したところ、内視鏡検査で食道カンジダ症と言われました。どのような病気でしょうか?
消化管真菌症の中で最も頻度の高い疾患が食道カンジダ症で、食道下部に好発します。

カンジダは口腔、咽頭、消化管、皮膚、膣などに常在していますが、体力が弱った状態などで病原性を持って発症します。細胞性免疫の低下した状態(癌、エイズ、ステロイドホルモンや免疫抑制剤、抗がん剤を内服中など)や、糖尿病、逆流性食道炎などに合併しやすいと言われています。最近はH2ブロッカーやPPIといった消化性潰瘍治療薬の内服中に合併する例がときどきみられます。これはカンジダが弱酸性の環境で発育することから、このような薬剤で胃酸分泌が低下し胃、食道がカンジダの生育に適した環境になるためと考えられています。

特異的症状はなく、胸焼け、のどの痛み、うまく飲めない、胃が痛いなどの訴えが多いようですが、軽症ではほとんど無症状です。 診断は綿帽子のような特徴的な内視鏡所見から、内視鏡に慣れた医師なら比較的簡単です。

効果的な薬剤の開発により、最近は予後良好な疾患となっておりますが、いまだに全身性真菌症へ移行し重症化する例もあり、早期の内視鏡診断と治療は重要です。リスクの高い方が消化器症状のある場合は、早めに専門医へご相談することをおすすめします。
≪雑記≫
このところの新型インフルエンザに対する厚労省の対応を見ていると、この国の医療行政の貧困さが改めて浮き彫りになった感がします。世界第二の経済大国といわれて久しいわけですから、官僚が作った55年体制による豊かさではなく、真の豊かさについて考え直す時期に来ているのかもしれません。
繰り返す腹痛と上腹部不快感のため、総合病院で内視鏡検査をはじめいろいろ検査をしましたが異常なしと言われました。しかし症状が良くなりません。どうしてでしょうか?
内視鏡検査などで器質的疾患がなく、それでも上腹部の腹痛、または腹部不快感などの不定愁訴が持続的、間欠的に繰り返す場合、『機能性ディスペプシア』といわれる病態に分類されることが多いと思われます。

これは上部消化管の機能異常で、胃からの食物の排出が遅れる。胃の拡張が不十分である。胃酸に対して胃粘膜が過敏である。などが原因として考えられています。その他にも精神的ストレス、心身症、ヘリコバクター・ピロリ菌感染などとの関係も注目されています。治療は薬物による対症療法が主体であり、胃酸が多い症状には胃酸分泌抑制剤、胃の蠕動が悪い時には胃運動改善剤などを用います。ヘリコバクター・ピロリ菌の陽性者にはピロリ菌の除菌により症状の改善を認める例もあります。また、ある種の漢方薬も効果的であると言われております。その他心身症の状態が強い場合には抗不安薬や抗うつ剤が効果的です。

わが国では以前から慢性胃炎と混同されていることが多く、最近になって疾患として区別して考えられるようになってきましたが、それでも上腹部症状を訴え病院を受診した患者のうち45%前後はこの疾患であるといわれ、頻度が高い疾患であるといえます。上腹部の不快感が持続する場合は専門医に相談されることをお勧めします。
≪雑記≫
福島県産の花火が放射線を撒き散らすと拒否された事件は、あまりにも愚かなことです。福島県産の牛肉、その他、なになに県産の産物という言い方で政府が規制したことで、政府によって作られた風評被害という差別が生まれました。放射能物質は県境を越えないのでしょうか?放射能物質は日本中に散らばっています。良いものは良い。悪いものは悪いので、牛肉で言えば早急に全頭検査を実施すれば良いことです。FUKUSHIMAは日本全体のいや世界の問題であることを理解することです。

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